カンタンなひと工夫でさらに伝わるデザインに!
商品、サービスを伝えるためにやはりチラシが一つあると、情報が伝わりやすく、また事業者を介さずとも人から人へと伝達することもできるため、とても有効です。
最近では、スマホやタブレットのアプリでも簡単にデザインできるサービスもあり、ご自身で作られる方も多くなってきております。
中には、プロ顔負けのセンスのよいチラシを作られている方もいらっしゃいます。しかし、それでも「なかなか集客につながらない…」と、相談にいらっしゃる方も。
チラシをつくる目的である「集客」につなげるためには、一体なにが足りないのでしょうか。
まず、宣伝の世界において「千三つ(せんみつ)」という言葉があります。
「千三つ(せんみつ)」とは、「1,000件のうちに3件は反応を得られるのではないか?」という慣用句です。
「集客」において、配布部数が足りない、というケースはまず考えられます。
しかし、せっかくデザインしてつくったものは、1,000枚に3件と言わず、なんとかその確率は上げていきたいものです。
今回のコラムでは、そのひと工夫をお伝えします。
情報の受け手のシチュエーションをイメージしよう
あなたのサービス、商品を伝えたい人は、情報を受け取るときにはどこにいるでしょうか?
帰宅時に郵便受けに溜まった手紙を整理しているときでしょうか?買い物中でしょうか?または美容院での順番待ちでしょうか?
自慢のサービスをいいデザインで伝えよう!と意気込むがあまり、どんな人がいつ、どこで受け取るのかまでを設計せず、ついA4の台紙内でデザインを考えてしまいます。
受け取り手のシチュエーションを考え、どういった形状であれば、手に取りやすいかをイメージしてみましょう。
形状とはまずは用紙の大きさであり、また折り加工を施す、という方法もあります。
折り目が一本加わるだけでも大きく変わる!
A4の用紙を横にして、真ん中で折り目を加えてみましょう。
すると、表紙、中面、裏表紙とA4の半分の面が合計4つできます。それぞれの面の中で情報をより整理して見せられるようになり、伝わり方も変わってきます。
また、半分のサイズになることで、持ち帰りやすさも加わります。
二つ折(4Pセンター折)のほか、外三つ折や外四つ折、観音折…など、折り方の名称こそは聞き覚えはないかもしれませんが、折り加工は巷ではよく使われていることに気が付くかと思います。
ぜひ、情報の受け手のシチュエーションをイメージし、手に取ってもらいやすい仕様も考えてみてみてください。
練馬ビジネスサポートセンターでは、デザイナーによる無料の専門相談コーナーもあります。ぜひお問い合わせください。
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《 柴田 真光 / デザイナー 》