忙しい事業者のための手軽なデザインテクニック(視線誘導編)

デザインにおける「視線誘導」は、見る人の目を自然に導き、伝えたい情報を効果的に伝えるための重要なテクニックです。これは、プロのデザイナーも基礎として意識しているポイントであり、限られた予算や知識しかない場合でも、視線誘導をうまく活用することで、魅力的な販促物を作ることができます。

視線誘導の基本は、見る人の目の動きを予測し、重要な情報を目立たせることです。例えば、最も伝えたいメッセージを大きな文字で中央に配置し、視線をそこに引きつける。また、写真やイラストの配置も工夫することで、視線を自然に導きます。

デザインを作成する際、見る人の視線が自然とどのように動くかを考えることが重要です。横書きで、同じ種類の情報が均等に配置されている場合、一般的に人の目は左上から右下へと自然に動く傾向があります。この流れに沿って、重要な情報を配置することで、見る人に無理なくメッセージを伝えることができます。

ただし、要素の配置によっては、視線がZ型に動くこともあります。例えば、左上から右上へ視線が移動し、次に左下へと下がり、最後に右下へと進むパターンです。

さらに、縦書きの場合は、右上から右下へ視線が動くことが一般的です。

このような視線の流れを意識して、重要なメッセージやアクションを促す要素を適切に配置することで、効果的なデザインを作り上げることができます。

このように、視線の動きを考慮したレイアウトは、デザイン全体のまとまりを強化し、伝えたい内容を効果的に伝える手助けとなります。

練馬ビジネスサポートセンターでは、デザイナーによる無料の専門相談コーナーもあります。ぜひお問い合わせください。

お電話でお問い合わせ
03-6757-2020
営業時間 平日9:00~17:00

《 柴田 真光 / デザイナー 》

忙しい事業者のための手軽なデザインテクニック(レイアウト編)