『DX:デジタルトランスフォーメーション』

さて、『DX:デジタルトランスフォーメーション』という言葉をよく見聞きするようになってきました。「トランスフォーメーション」をなぜ『X』と表記されるのかと思われる方は多いと思います。英語表記の“Transformation”の“trans”には“across”という意味があるそうです。そして、“across”には「横切る」という意味があります。つまり、『X』という文字は、「何かが何かを横切っている。」ことを表現しているため、“Digital Transformation”を『DX』と略しているのです。

では、何が何を横切るのでしょうか。私は、次のように考えます。

「現在の事業の成長を阻害する山、谷、あるいは川、例えば当たり前と思っている習慣や、取除くことを諦めていた制約条件を、デジタル技術を活用してその阻害要因の上を横切って超え、従来とは違うスピード、方向性、広がりを持って持続的成長を実現する。」

ここで、『Digitization:デジタル化』と『DX』は同じ意味でしょうか。読者の皆様はもう異なる意味であることをお気づきと思います。つまり、『DX』は、私たちに何らかの阻害要因を、デジタル活用によりどのように横切るかを学び実践していくことを求めているのです。

練馬区独自の新規事業である「デジタルサポート相談」は、区内の事業者の皆様、あるいは起業をお考えの区民の皆様とともに、考えて、そして学んで行く場であります。
練馬ビジネスサポートセンターの専門相談を是非ご利用、ご活用ください。

《 坪田 章 / 中小企業診断士 》