健康診断受診率100%を目指そう!

皆さんの会社の健康診断受診率は何パーセントぐらいでしょうか?

定期健康診断については、常時使用する労働者に対して1年以内ごとに1回実施しなければならず、これは事業者の義務となっています。健康診断の受診については労働者の義務ですが、日々の業務が忙しくて後回しになってしまい、なかなか受診してくれないことが多いのではないでしょうか。

健康診断により健康状態を確認することは従業員本人のためなのはもちろんですが、会社にとっても非常に重要です。従業員が病気による休職や欠勤などで仕事ができない状態になってしまうと業務に支障が出ることになりますし、少ない人数で事業を行っている会社は、その影響はより大きくなります。

業務時間中に健康診断の受診を認めるなどの方法で受診をうながし、要精密検査等の結果が出た場合はすみやかに医療機関への受診をすすめるなど、積極的に健康管理を行うことが経営の安定にもつながります。まずは、健康診断受診率100%を目指すことから健康管理に取り組んでみてはいかがでしょうか。

《 小室 時絵 / 社会保険労務士 》