小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)採択発表

10月30日に3回目受付分の小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)の採択者が発表されました。「小規模事業者持続化補助金」は数年前からある補助金制度ですが、コロナを機に初チャレンジした方も多いのではないでしょうか?

今年度の採択率は、1回目、2回目ともに80%を超えていましたが、今回は33.9%と大変厳しい結果となりました。

申請書の明暗を分けたものについて、少なくとも以下の3点は考えられます。

①本当に必要な経費か?

無料でも使えるツールが出回っているのに、なぜ何十万もその費用がかかるのか説明がない。

②本当にコロナ対応か?

単なる老朽化した設備の更新など、コロナ対応の内容になっていない。

③数字的根拠は?

数的な根拠がないと、コロナによる影響度や今後の取組みによる効果を確認できない。

ただ全体的な申請書は3回目で大幅に質が下がったということでもないと考えます。補助金は国の予算から出るものであることを考えると、なるべく年度の早い回で申請した方が、有利でしょう。

《 鈴木 香織 / 中小企業診断士 》