東商が「中小企業のための『生成AI』活用ガイド」を発行

        

10月3日のコラムで経済産業省のAI関連の施策やガイドブックをご紹介しましたが、本年7月には、東京商工会議所(東商)の『中小企業のための「生成AI」活用入門ガイド』が公表されています。

オープンAI (Open AI, Inc.)のChat(チャット)GPTをはじめとした生成AIについて、東商では「生成AI活用に関する研究会」を設置し、中小企業の経営・業務に与える影響や業務での活用について議論を重ねてきました。

東商が5月に実施した調査によると、生成AIを「活用している」企業は約6%、「現在活用していないが、今後活用を検討している」企業を合わせると3割を超える企業が生成AIの活用に前向きです。正しい理解のもとでAIを活用できるよう作成されたのが本ガイドです。主な内容は以下のようなものです。注意事項やプロンプト(AI利用時に入力する文言)等のガイドや事例も紹介しています。

内容:

 1.「生成AIとは?」基本概念と機能

  (基本的な仕組み、中小企業の経営・業務への影響、生成AIサービスの一例 ほか)

 2.「どうやって使うの?」経営課題・業務課題別 活用ガイド

  (経営課題別プロンプトガイド、中小企業の活用事例 ほか)

 3.「実際に使ってみよう!」ChatGPT使用方法 

  (PC・スマートフォンでの登録手順 ほか)

 4.生成AIの活用にあたって注意すべきこと

ネリサポでは毎週月曜日にデジタルサポート相談を設けています。デジタル化が必要とされる理由・メリットを具体的かつ丁寧に説明し、相談者の状況に合わせて、個別にアドバイスさせていただきます。「デジタル化は必要と感じているが、何から始めたらいいか」等お悩みでしたら、お気軽にネリサポへご相談ください。

《 森 哲郎 / 中小企業診断士 》