ロゴやマークの商標権としての役割

商標権は、商品やサービスを他者のものと区別する為の「マーク」に関する権利です。

商標は「もの言わぬセールスマン」と表現されることもあり、自社の商品やサービスを周知させる際には、商標権の取得を検討することも重要です。商標権を取得することで、以下のような効果を期待することができます。

ブランドの信用力を高める

自社のブランドを保護し、信頼性を高めることができます。特に、展示会への出展や海外EC販売など、幅広い顧客層に商品をアピールする場面では、商標権が重要な役割を果たします。消費者に対して一貫性と品質を保証し、ブランドイメージの向上にも寄与します。

保護と対策

同名の粗悪品や、似た様なマークの模造品が無断で販売されると、自社ブランドのイメージが損なわれる可能性があります。しかし、商標権を持っていれば、無断使用に対する使用差止請求や損害賠償請求を行うことができ、ブランドを守る事が出来ます。商標権は、攻めの戦略だけでなく、守りの戦略としても有効です。

権利化の注意事項

商標権の取得には、商品・サービスごとに登録料や更新料などの費用が発生します。その為、すべての商標を権利化するとコスト面が負担となります。商標権の取得は目的を持ち、計画的に進めることが重要です。どの商標に、どの段階で権利化を行うかを考えながら、戦略的に進めましょう。

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《 長谷川 裕己 ／ ビジネスマネージャー 》