シンプルな経営改善計画書のテンプレート
事業を行っていると経営状態が悪くなる局面もあります。結果として金融機関に返済負担を減らすような借換えの相談をしたり、元金返済猶予の相談をしたりすることもあります。このような場合は、金融機関に対して以下の点を説明することが必要です。
<金融機関に説明する内容>
- 現在の業績や資金繰り状況
- 「1」の要因は何か
- 「1」と「2」を踏まえ、今後どのような取組みを考えているか
- 「3」の結果、今後どのように業績が改善していく見込みか
口頭で説明するのも良いですが、経営者の方自身の頭の整理と金融機関に状況を正しく伝えるためには、極力書面にした方が良いでしょう。
具体的には、時間をかけずに「非常に簡易的な経営改善計画書」を作成すると良いです。
この際、自分自身でも作成できるレベルの丁度良い改善計画書のテンプレートがあると助かります。しかしながら、例えばインターネットで検索しても中々見つかりません。自身で時間をかけずに作るには、複雑過ぎるものや数字の計画に偏っているものが多いです。
そのような中、日本政策金融公庫のHPに掲載している以下のテンプレートは
2ページとシンプルでありながら、最低限必要な情報も記載するようになっているため、おすすめです。
<おすすめの経営改善計画テンプレート>
日本政策金融公庫HP掲載「企業再建計画書(※)」
〇テンプレート掲載ページのリンク
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html
※WordとExcelファイルが用意されている。タイトル含めて適宜変更できる。
少しでもスムーズに金融機関とやり取りするために活用をご検討下さい。
《 森川 泰裕 / 中小企業診断士 》