経費をもれなく計上しよう
そろそろ個人の確定申告が始まりますね。
そこで今回はよくある経費の計上モレのうち、いくつかをご紹介します。
1.12月までにお金を払っていないもの
経費はお金を払った時ではなく、モノを使った時・サービスを利用した時に計上するのが原則です。
(売上原価になるものは、さらに売れた部分だけ、という縛りもありますが)
電話代、水道光熱費、クレジットカードで購入したものなど、12月までの分の確認をしましょう。
2.自宅を仕事場にしている場合
賃貸なら賃料を、持ち家なら減価償却費を、それぞれ一部(仕事で使っている分)を経費にできます。
どれくらいを仕事で使っているのか?の判断が難しいときもありますが、面積など数字で表せる基準で計算しましょう。
持ち家の方は、買った値段・建物の構造が計算に影響しますので、契約書などで確認をしておきましょう。
3.交通費
タクシーの領収書を忘れる方は少ないですが、電車・バスはどうでしょう?
記憶にないとあきらめずに手帳などを見返して(時間はかかりますが)モレがないように集計をしましょう。
確定申告も締切りが近くなると、問い合わせ・相談窓口はどんどん混んできますので、いらぬストレスまでかかってしまいます。
ぜひ早めにやっておきましょう!
《 新井 隆志 / 税理士 》