来年に向けて!年に1度は行いたい「経費」の確認
12月は個人事業主の決算期です。確定申告の準備と併せて、コスト削減や経費の見直し余地についても確認・検討してみましょう!
なお、見直す際の「情報・材料」として「総勘定元帳」を活用すると良いです。総勘定元帳は各科目の内訳が全て記録されている帳簿です。これを見ることで、例えば「通信費の内訳」や「支払手数料の内訳」等を確認することができます。会計ソフトをご自身で操作できる方は、パソコン上でも簡単に出力できます。
ポイントは以下の3つです!
①要らない経費が無いか
オーソドックスなコスト削減方法です。利用していないのに契約したままになっているものが無いか、使い過ぎている経費(交際費等)が無いか確認します!
②安くできないか
安い業者に変更できないか、安いプラン等に変更できないかです。例えば、サブスクリプションサービスの場合、「月払い」より「年払い」の方がお得というケースがあります。当初どのくらい利用するか分からず、とりあえず「月払い」契約にし、その状態のままになっているケースがあります。今後も使い続けるのであれば、年払いを検討してみると良いです!
③払い過ぎているものはないか
稀に、相手側の人為的なミス等で本来の契約よりも多く支払ってしまっているケースがあります。実際に最近、ネット販売の手数料が本来よりも多く引き落とされてしまっていた事業者様がいらっしゃいました(その後返金に成功)。各経費の合計金額や内訳を確認して違和感がないかまず確認。違和感が有る場合は少し踏み込んで調べてみると良いでしょう!
《 森川 泰裕 / 中小企業診断士 》