整理・整頓・清掃の意味
子どもの頃から、誰でも一度は「部屋を片付けなさい」と言われたことがあるのではないでしょうか?確かに散らかった部屋よりも片付いた部屋の方が快適に過ごせますね。
これはビジネスの上でも必要なことです。
もちろん、お店や事務所にいらしたお客様に快適な空間を提供できたら、印象度アップに繋がることは言うまでもありません。ただ「快適」以外にも「整理・整頓・清掃」には必要な意味がありますので、ご紹介します。
(1) 効率が良い
ものを「探す」という行為は、何かを生み出すことはなく無駄になってしまいます。整頓されていることで不要なものを動かしながら探すという時間を短縮することができます。
(2) 安全
もしも床が濡れたままでいたら、そこを通った誰かが足を滑らせて転ぶかもしれません。道具や商品などを決まった所で適切に保管することで安全な環境を作ることができます。
(3) わかりやすい
どこに何があるか明確であるなら、それを使う人はすぐに取り出すことが可能です。共通で使用するものの場所をわかりやすくすることも必要な取り組みです。
一見、面倒に見える「整理・整頓・清掃」は、実は無駄な時間を短縮することに繋がっています。これらを実践する上で重要なのは、「何をどこに置くか」など、誰にでもわかりやすいルールを決めて、「習慣」になるように継続的に実践することです。
《 鈴木 香織 / 中小企業診断士 》