ノーコードソフトを使った業務改善
最近話題のノーコードソフトは、プログラミングの知識がなくても業務アプリやシステムを直観的な操作で作成できるツールです。ドラッグ&ドロップやテンプレートを活用し、現場の業務に合わせたアプリを短期間・低コストで開発できます。テレビCMも流れている有名なKintoneは業務アプリ作成のノーコードソフトです。
業務改善の進め方
1.業務課題の洗い出し
現状の業務フローと課題を整理し、どの業務をデジタル化・自動化するべきかを明確にします。
2.ノーコードソフトの選定
・目的に合った機能があるかを確認します。例えば、日報管理、顧客管理、在庫管理など
自社の業務課題を解決できる機能が備わっているかをチェックします。
・操作性、使いやすさを確認します。ITに詳しくないスタッフでも直観的に操作できるか、
ドラッグ&ドロップやテンプレートが充実しているかをチェックします。
・コストパフォーマンスも重要です。月額利用料や初期費用が予算と見合っているかを確認します。
・外部連携や拡張性を確認します。
EXCELなどの既存の業務ツールと連携できるか、将来の改造やカスタマイズが可能かも重要です。
・セキュリティ対策やサポート体制の充実度を確認します。
3.アプリ・システムの製作
ドラッグ&ドロップやテンプレート機能で、必要な業務アプリを作成します。
4.テスト・運用
作成したアプリを現場でテストし、使い勝手や不具合がないかを確認して、必要に応じて改造を行います。
5.社内展開・定着化
操作マニュアルや研修を実施して、スタッフが使いこなせるようにします。
さらに、定期的な見直しやフィードバックを通じて、継続的な改善を図ります。
ノーコードソフトの普及でITの活用が身近になってきています。挑戦してみてください。
《 中川 浩一 / 中小企業診断士 》