Perplexityで「ググる」をやめる!?ネット検索の最前線

2024年6月19日 2024年7月2日

admin

インターネットで何か調べるとき、真っ先にGoogleなどの検索エンジンを使っていますよね。
普段使用している検索エンジンの代わりに、今回ご紹介するAIチャットボット『Perplexity』(パープレキシティ)を使うと、もっと便利な検索ができるようになります。

また、AIに興味はあるけど、どうやって使ったらいいんだろう？という方にとって、『Perplexity』は、AIを日常的に触る最初の一歩になるかもしれません。

この記事では、Perplexityの特徴や使い方、そのメリットについて詳しく紹介します。

「ググる」よりも便利！ここまで変わる検索のやり方

Googleなどの検索エンジンを使って検索するやり方は、３つのステップがありました。

①キーワードを入れて、検索
②検索結果のなかから、答えが載っていそうなサイトを探す・選ぶ
③記事を読む

AIチャットボット『Perplexity』を使うと、自分で記事を選ぶことなく、瞬時に必要な情報へアクセスすることができるようになります。

①キーワードを入れて、検索
②直接答えが表示される
（③必要であれば、情報源となったサイトへリンクして記事を読む）

下の画像は、『Perplexity』で「2024年6月15日〜16日の週末に東京都内で開催される家族向けイベントは」と聞いてみた結果です。

複数のサイトから、6月15日〜16日に開催される予定のイベントがピックアップされて、表示されていました。
Google検索のように表示された大量の検索結果のなかから、サイトを選び、順番に横断しなくてもよく、圧倒的に探す手間が減り、効率化されます。

『Perplexity』は、インターネット上にある情報を、広告やSEOに依存せず、純粋にユーザーが求めているより関連性の高い情報をまとめて提供している、対話型AI検索エンジンです。

『Perplexity』の特徴を以下にまとめてみます。

chatGPTを代表とする他のAIチャットボットでも、大量の学習データを持っています。
しかし、chatGPT（GPT-4）では2023年4月のデータまで、となっているように、最新情報、例えば、本日の天気のような情報を持ち合わせていません。

一方で、『Perplexity』は、インターネットからの検索を基本としているため、インターネットに掲載されているすべての最新の情報からリアルタイムに出力することが可能となっています。

『Perplexity』は、ユーザーの検索意図を理解して最適な回答を提供します。
これにより、無駄な情報に時間を費やすことなく、必要な情報に迅速にアクセスできます。

もちろんAI本来の機能として、ユーザーが検索を繰り返すことで継続的に学習し、より精度の高い結果を提供できる、AIの進化も期待できます。

『Perplexity』を使えば、情報収集の効率を飛躍的に向上させることができます。

有料プランも用意されていますが、基本的な質問検索は、会員登録も不要で、無料で使用することができます。

iPhone（iOS）／Androidともに、スマートフォンのアプリも用意されています。

『Perplexity』の使い方は、とても簡単です。
まず、『Perplexity』のウェブサイト、またはスマホアプリにアクセスし、検索ボックスに調べたい内容を入力します。

ここでのポイントは、具体的かつ詳細なキーワードを使うことです。
例えば、「マーケティング戦略」という一般的なキーワードよりも、「個人経営の飲食店に効果的なマーケティング戦略」といった具体的なキーワードの方が、より精度の高い結果を得られます。

『Perplexity』では、どのサイトを見るか検索結果をスクロールして選ぶ時間やクリックする手間をかけることなく、AIが提案する最も必要な情報にダイレクトにアクセスできます。

表示された内容とともに、情報源となったサイトにリンクすることができ、その情報が正しいかどうか、を改めて確認することができるようになっています。

また、関連する別の質問も、AIが提案してくれていて、次から次へと深い回答を得られるようになっています。これは今までの「ググる」では、できなかった体験です。

日常的な調べものをする際に『Perplexity』を使うと、より関連性の高い情報を迅速に取得できるようになります。特に、中小企業の経営者やマーケティング担当者にとって、効率的な情報収集は競争力を高めるために欠かせません。

これまでAIを使ってこなかった方でも、日常的に使用している検索エンジン（GoogleやYahooなど）で検索する代わりに『Perplexity』を使ってみてください。
簡単な使い勝手と優れた情報提供能力を体験すれば、きっと新しい検索体験を実感できるでしょう。

《眞本崇之／中小企業診断士》