【補助金】支払と入金で盲点になりやすい3つのポイント
国や都道府県等から様々な補助金が募集されています。各補助金によって、対象者や対象となる経費は異なります。また、細かなルールも微妙に異なります(各補助金のルールは「公募要領」等に記載)。対象経費の支払や補助金の入金に関するルールも同様に、各補助金によって微妙に異なります。一方で、概ね共通して注意が必要なポイントが3つあります。以下の3つのポイントについては、各補助金のルールがどのようになっているか、必ず「公募要領」等で確認しておくことが大切です。ルール通り行っていれば得られた補助金が得られなくなる可能性があるからです。
①契約や発注、支払の時期
「審査に合格して交付が決定」した後に「契約や発注、支払」が行われる経費が、補助対象になるケースが多いです。逆に言えば、応募申請前や交付決定前に「契約や発注、支払」を行った経費については補助対象外になることが多いです。
②対象経費の支払方法
原則、銀行振込みで支払うことが必要です。中には、クレジットカード払いが認められるケースもあります。一方で「口座からの引落し日が、定められた期間内」であることが条件となることが多いです。
③補助金が入金されるタイミング
補助金は全ての対象経費の支払が終了して完了報告を行った後、入金されることが多いです。つまり、立替払いが発生するということです。
《 森川 泰裕 / 中小企業診断士 》