売上も左右する「配色」の話

人々の目にチラシやポスター等の販促物が入ってから、その内容に興味を持つかどうかは、最初の数秒で決まります。その時間はわずか0.2秒といわれているのが広告業界の慣例です。その際、大きな影響を与えるのが「配色」です。適切な配色が施された販促物は視線を引き付け、商品やサービスの印象を各段に高めることができます。

一方で、配色がうまく活かされていないデザインは、伝えたいメッセージも埋もれてしまい、訴求性に欠け、印象を残すことができません。

また、色は人間の心理と密接に関係します。例えば飲食系の例では、寒い日には赤やオレンジといった色が、温かい料理を連想させ食欲を刺激し、購買意欲に繋げます。反対に、気温が高く暑い日には青や白のような涼しげな色が視覚的な清涼感を与え、冷たい飲み物やデザートの魅力を引き立てます。

寒い日には赤やオレンジといった色が、温かい料理を連想させる
暑い日には青や白のような涼しげな色が、冷たい飲み物やデザートの魅力を引き立てる

街中にある完成されたデザインを見るとイメージはできるものの、いざ、実際に自分でやってみると難しいのが「配色」です。

ねりま産業情報紙「neri・made」Vol.38の経営ミニコラム深掘り!のコーナーでは、デザインの知識がない、苦手な方でもカンタンに取り入れられる配色の3つのルールを紹介しています。ぜひご参考いただき、みなさんの事業の集客力UPにお役立てればと思います。

練馬ビジネスサポートセンターでは、デザイナーによる無料の専門相談コーナーもあります。ぜひお問い合わせください。

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《 柴田 真光 / デザイナー 》