【小さなお店のインスタ教室 第1回】ストーリーズとリール、どう使い分ける?
インスタは小さなお店の味方
お店を経営している事業者の方にとって、Instagram(通称:インスタ)は、新規顧客の開拓や既存顧客の再来店を促すなど集客のための効果的なツールです。飲食店、カフェ、洋菓子店、ハンドメイド作家など、ネリサポの利用者にも、インスタを活用している方が多くいらっしゃいます。Instagramは、2010年にアメリカで誕生した写真共有アプリです。2012年にFacebook社(現Meta社)に買収され、その後、動画投稿やビジネス向けの機能が次々と加わりました。2016年には「ストーリーズ」、2020年には短い動画の「リール」が登場し、今では、お店の集客に欠かせない機能がそろっています。
『小さなお店のインスタ教室』シリーズの経営ミニコラムでは、インスタの基本的な機能から活用方法まで、事業者の皆様がビジネスに活用するためのちょっとしたコツなどを書いていきます。第1回はストーリーズとリールの使い分けに関して解説します。
ストーリーズって?リールって?
インスタをもっと活用したいという相談においては、ストーリーズとリールの活用を提案しています。ストーリーズとは、24時間で消える縦型の動画・画像投稿機能です。通常のフィード投稿(写真の並ぶタイムライン)と比べると以下の強みがあります。
- タイムリーな情報発信:リアルタイムな情報を手軽に届けられる
- フォロワーの画面最上部に表示:アプリ内で画面の一番上にアイコンが並ぶので、既存客やリピーターの目につきやすい
- 心理的ハードルの低さ:24時間で消えるため、写真などを作り込む必要がなく、スマホでサッと撮影したものを投稿しやすい
ストーリーズは原則として自分をフォローしているユーザーにしか表示されないため、新規客を開拓することよりも、既存客に対して最新の情報を提供することを得意としています。
では、新規客にリーチしたい場合にはどうしたらよいでしょう。その場合にはリールの活用が適切です。リールは動画(最大3分、9:16の縦長)の投稿機能ですが、静止画1枚に音楽や文字を付け加えたり、静止画を複数枚組み合わせたりして、動画風に見せることもできます。リールとして投稿すると、Instagramが見る人の好みに合わせて「この人なら興味を持ちそう」と判断し、自分のフォロワーでない人にも届けられるようになります。地域名や位置情報を添えれば、近くでお店を探している人の目に留まる可能性が広がります。フォロワーが少ない小さなお店にとっても、リールは新しいお客様との出会いの入口になります。
既存客にはストーリーズで、新規客にはリールでアプローチ
飲食店なら、ストーリーズで「本日のおすすめ」、「混み具合」などをリアルタイムで発信することにより、再来店を促すことができます。物販の店舗の場合には、「新商品の案内」、「販売商品の使い方」などの発信により、リピーターになってもらうための仕掛けを作ることができます。そして、新規客の獲得のためには、リールで、目を引く動画や静止画の組み合わせにより、自分たちの商品・サービスの魅力を訴求することで初来店を促します。リールは、フォロワーの反応が良いと、より多くの人へ広がっていくと考えられますので、ストーリーズで普段から常連さんとの関係を温めておくことも重要です。つまり、「常連づくりのストーリーズ」と「新規開拓のリール」、この2つを両輪で回すことが、小さなお店のインスタ活用の基本です。
まずはストーリーズから始めよう
ストーリーズとリールの両方に、いきなり取り組むのは難しいかもしれません。まずはストーリーズで週に数回、お店の「今」を届けることから始めてみてください。そして、慣れてきたら、15秒ほどの短いリールにも挑戦してみましょう。
インスタにどんなコンテンツを載せたらよいか、動画をどう編集したらよいかなど、使い方に悩んだら、ぜひお気軽にネリサポにご相談ください。
《 岡本 麻代 / 中小企業診断士 》

