検索方法の変容

みなさんは「タグる」「タブる」という言葉を聞いたことがありますか?

ひと昔前だと、情報を得ようとした場合の動作を「ググる」という言葉で表現していました。一応解説しますと、Googleを使って情報を検索することを「ググる」と言います。

しかし、現在では特に若い世代を中心に「タグる」「タブる」といった方法での情報取得が一般的になってきました。

「タグる」は、X(旧:Twitter)やInstagramなどのハッシュタグ機能を利用して情報を収集することを指します。「ググる」よりも、特定の情報(特におすすめ情報)を獲得する確率が高まるというメリットがあります。また、事業者が発信する情報よりも、実際の利用者の声(これを「UGC」と呼びます)を信頼する傾向が強まっていることも、この方法が増えてきた一因かもしれません。

「タブる」は、Instagramの「発見タブ」から情報を収集することを指します。消費者が能動的に情報を探しに行く「ググる」や「タグる」とは異なり、Instagramが推薦する「発見タブ」の内容から受動的に情報を得る方法です。近年のAI技術の進化により、消費者のニーズをより正確に把握し、情報提供がされていることが、「タブる」が一般化してきている要因ではないでしょうか。

このような背景を理解した上で、どのメディアを使ってどのように情報を発信するかを考えることは、Webマーケティングの基本となります。もし何か疑問や問題がありましたら、ぜひネリサポのデジタルサポート相談をご利用ください。

《 平林丈晴 / 中小企業診断士 》